2008.05.22

恋風(こいかぜ)風なハルヒw

koihar.jpg

以外に違和感無い…!



恋風という漫画がある。
連載は結構前に終わっているしアニメ化もしている作品ですが、
一言で言うと兄妹の近親相姦漫画です。

ただ、そういう意味で期待を?こめて見ると実はテーマそのものは純愛だということに
気がつくのですが、
作者の意図する所は、単純に近親相姦が障害の恋愛漫画というわけではなさそうで、

本気で人を好きになったことの無い主人公(兄)が本気で人を(妹だけど)好きになり、
自分の恋愛感情に対して、本気で向き合う事が出来るようになるまでの成長物語、と受け取るのが良い気がします。

生まれて始めて好きになった子が実の妹で、あげくのはてにはついに一線を越えてしまう。
現実としては、実の兄妹である二人に恋人同士としての未来は皆無で、ほぼ間違いなく
幸せとは縁遠い困難な人生が待っている。

客観的に見ると、主人公はいい歳こいて実の妹(女子高生)に劣情を抱いて手を出してしまう
わけだから、人としても道徳的にも超ド級にダメな奴だけど、

読んでいくうちに、人一人を本気で愛し続けるのに、社会に対し、世間に対して
あげくは肉親に対しても、全てを捨て去るだけの覚悟があるのかないのか、そういうある意味
物凄くストイックなものを感じるのが面白い。近親相姦なのに。

恋愛→結婚→結婚生活 と、はたからみれば幸福な生活に見えても、実際には
思ったとおりに行かない事もあれば人によってはそれが簡単にいかない場合もある。
どんなに好きになった相手だとしても、他人、別の人間であることには変わりない。
死ぬ時はやはり一人だし、どんなに願ったとしても相手の全てを自分の思い通りにはできない。

誰しも幸福になりたいし、一人は寂しいし孤独は怖い、だけど、
「自分の今あるもの全てを投げ出しても、相手の一生の責任を負い、そして一生愛し続ける覚悟があるのか?」
作者からのそんなメッセージが込められている気がする。

そして、幸せというのは決して他人から見て幸せだと感じることではなく、
世間から押し付けられた「社会的な幸せ」というしがらみから開放されて、一歩踏み出した主人公達がこれから一生かけて探していくものだと
多少、ご都合主義とも取れるけどあたたかいラストがとても良いと思います。



とまあ、それも良いけど
なによりガチムチ無精ヒゲのお兄ちゃん(30歳)と天使のように可愛い女子高生の、ありえないような
ニヤニヤ純愛ストーリーに背徳感がプラスされてそりゃもうとんでもないことにっていう…

こういう背徳恋愛ものにありがちな、男が線の細ーいビジュアルっぽいのじゃなくて
ガチムチにーちゃんてのがポイント高し。(自分的に)
Posted at 18:10 | 感想文 | TB(0) |